日本でもここ最近耳にするクレジットスコア、米国では、あなたのクレジットスコアは大きな問題となり得ます　-　米国では、クレジットスコアはあなたの経済的信用と社会的信用の尺度です。米国では、あなたとビジネスを行うのが賢明かどうかを判断する最もわかりやすいスコアとして、あらゆる場面でクレジットスコアが利用されます。良いクレジットスコアは、ビジネス取引を円滑にし、大幅に時間を節約するためのキーとなります。良いクレジットスコアは、例えばスムーズにアパートを借りたり、車をローンで購入したり、携帯電話のアカウントを開設したりするための扉が開かれます。

一方、信用履歴が貧弱であるか、米国に来たばかりで存在しない場合、住居の確保や携帯電話の契約など、米国での新しい生活に落ち着くための基本的な手続きを実行することが難しくなります。クレジットスコアが悪い場合は、車や住宅購入のための資金調達をしようとしても、金利にも大きな影響を及ぼします。したがって、米国に新たに移住した場合には、できるだけ早く良いクレジットスコアを構築することが重要となります。しかし、ここには問題があります。米国への新参者として、あなたはゼロからあなたの信用を築かなければなりません。あなたの学校、仕事、または経済的歴史があなたの母国でどれほど強力であったとしても、あなたが米国に引っ越すとき、それらは全てゼロからのスタートとなります。クレジットの不足がそもそもクレジットカードを取得するチャンス自体を奪う可能性があるため、そもそもどうやって、クレジットスコアを構築すれば良いのか、悩ましいところです。

三和一善

米国の信用業界には「鶏が先か卵が先か」という問題があります。ほとんどの駐在員は、2つのアプローチのいずれかを取ります：1つは効果がなく、もう1つは遅くて非効率的です。家賃と公共料金を時間通りに支払うだけで、クレジットスコアは少しづつよくなります。しかし残念ながら、クレジットカードやローンの支払いとは異なり、家賃や公共料金の支払いは定期的にクレジットビューローに報告されません。したがって、これらの支払いを時間どおりに行っても「十分な信用」は得られません。
一方、家賃や公共料金の請求書に遅れがあり、借りている会社が債権回収者に請求書を送ると、信用を傷つける可能性があります。二つ目のアプローチは、クレジットビルダーローンや担保付きなどの信用枠を利用することです。

安全なクレジットカードでは、請求書がデフォルトにならないことを保証するために現金預金が必要です。あなたが時間通りに支払いをする限り、これらのどちらもあなたの信用を築くことに貢献するはずです。クレジットビルダーローンまたはセキュリティで保護されたクレジットカードに対して支払いを行うときはいつでも、支払いはクレジットビューローに報告され、クレジットスコアが上がる可能性があります。上記の2つのアプローチでは不十分だと思われる場合は、優れたクレジットスコアへの直接、効果的なパスを提供する3番目のアプローチとして、例えばJasperなど、新たなクレジットサービスの利用も考えられます。
（三和一善、訳Michael Doyle)