ニューノーマル下の企業活動 | 三和一善

新型コロナウイルスとの共存が必要なった現在、企業活動のあり方が変化しています。これまで普通とされてきた働き方に変化が訪れています。
企業側でも従業員同士の接触を防ぐために、自社のオフィスではなく、自宅での勤務が浸透してきました。
現在では、緊急事態宣言はいったん落ち着いていますが、今後の不安定な状況を鑑み、在宅勤務を維持する企業が増えています。特に大都市圏では、オフィスへの出勤が非日常となりつつある現在においては、交通渋滞や、経済の集中などという課題が、緩和されるかもしれません。

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多くの企業では、このパンデミックの経験を生かし、事業の継続計画を見直しています。今回のようなパンデミックのみでなく、新たな災害に備えて、企業の方針や対応を策定しています。

上述の通り、パンデミックによる生活スタイルの変化は、企業での働き方にも影響を与え、現在では多くの企業で、在宅勤務に切り替えています。とはいえ、在宅勤務が一般的になったことで、従業員同士の意思疎通がスムーズに行いにくくなるなど、不便を強いられている場面もあり、従来のように業務をスムーズに行うためには、企業も従業員も工夫を強いられています。

当社が関わる、ニューノーマルに対応する各企業の業務において、特に影響を受けているのが、社内、社外とのコミュニケーションのようです。リモートワークが普及するにつれ、ミーティングもオンラインで行うことが増えているため、相手の印象があまり残らず、特に初対面や複数の人が参加する場合など、後日参加した人のことを思い出そうとしてもなかなか思い出せないと言った問題や、通勤と帰宅のメリハリがないので、ダラダラと仕事をしてしますといった課題も出てきています。

従来のオフィスでの業務同様に仕事をこなすためには、更なる透明性のあるコミュニケーションが必要かもしれません。例えば、プロジェクトの計画に障害が発生した場合、関係者に素早く連絡できるような体制が求められます。業務スケジュールや、その日に行った仕事を把握したり、従業員間のコミュニケーションを取りやすくしたりするために、Web会議ツールやチャットツールを用いて、たとえ5分間でも報告や相談を気軽にするためにツールを立ち上げるなどに違和感を感じないようにするなど、工夫することが大切です。

社内でのコミュニケーションだけでなく、取引先とこれまで行ってきた商談や出張などのスタイルも見直す必要があります。
ニューノーマルでは、取引先とも、社内同様にWeb会議システムやチャットツールを用いたコミュニケーションへの移行が求められます。販売業などで、実際の商品をみてもらわなければならないような業界を除き、その他の業界では、少しの工夫で、ツールを用いたコミュニケーションを顧客と行えるケースが多いため、取引先との関係維持の方法も、社会の流れ、顧客のパンデミックに対する対応に合わせて模索していく必要があります。

多くの企業で在宅勤務を導入していますが、業務の内容やセキュリティの関係などから、対象とならない従業員は出社の必要があります。そうした従業員の社内感染を防ぐためには、オフィスの入り口に消毒液を設けたり、定期的に換気を行ったりなど、徹底したオフィスの衛生管理を行う必要が出てきます。

ニューノーマルでは、多様な働き方が望まれます。これからの時代を生き抜く企業にとって必要不可欠な要素です。従来の固定化された典型的な働き方で業務を進めてきた企業においては、対応が望まれることはわかっていても、その手間やリスクイメージから、腰が重くなりがちで、対応が遅れています。多様なバックグラウンドの人材が、個性ある能力を発揮し合うことで、これまでにないアイデアの創出も促進され、飛躍的なビジネス成長につながる可能性も出てきます。もちろん、個人レベルの無駄の削減から、会社にとってのまとまったコスト削減、効率や生産性の向上効果も見込めます。

世の中にイノベーションが生み出される時は、現在のような大きな社会課題が存在するかもしれません。企業にとっては、世の中が変革をしている今、新しい何かを生み出すチャンスかもしれません。当社でも、ツールの導入やコンサルティング、バックオフィスの側面でサポートをさせて頂いています。ご興味のある方は、当社担当までご連絡ください。 (丸山修・三和一善)

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